

遮熱塗料とは、屋根の基材の温度を上昇させる太陽光の赤外線を、特殊な塗料で反射させて、屋根材自体の温度上昇を控える塗料です。このタイプの塗料は、シーラー塗装が1回、下塗り塗装が1回、上塗り塗装が2回と通常の塗装工程より塗装回数が1工程多く、上塗り塗料で60~70%赤外線を反射し、下塗り塗料でさらに5~10%の赤外線を反射させて屋根温度を10から15℃下げるという塗料です。(メーカー試験結果)
この遮熱塗料も、水性シリコン樹脂ベース、弱溶剤系のウレタン樹脂ベース、シリコン樹脂ベースがあります。遮熱塗料は、屋根材に対して塗布量が少ない場合 耐久性,耐候性はもちろん遮熱効果も得られません。遮熱塗装施工例
塗料の中に「中空セラミック」というものを入れ、断熱と遮音を目的に作られた塗料です。もともと自動車の防音材の技術を応用した物で、シーラー塗装が1回、防音ベース材を2回塗り、上塗り塗装が2回の計5回塗りの工程になります。又、上塗り塗装に遮熱塗料を使用した場合、防音、断熱、遮熱と通常の遮熱塗装に比べ屋根の温度上昇を最大20~25℃控えることができます。(メーカー試験結果)
水より比重が軽く熱伝導率の低い特殊塗料で、外壁の上に一層コーティングして外壁材が外気温度に左右されにくくする塗料です。特に冬場の壁内結露対策には効果があります。すべての塗料に同じ事がいえますが、いくら熱伝導率の低い塗料でも塗装膜の薄いコーティングでは断熱効果が得られません。塗装膜に厚みが無ければ耐久性や耐候性も期待できないでしょう。またツヤありを希望される場合、この塗料に透湿性があるため、その機能を妨げない上塗り塗料を選ばなければなりません。又、メーカーによっては最初から断熱材ベースを塗装し、上塗り材に遮熱塗料を塗装するのが基本となった工法用塗料もあります。
一般的には、水性塗料が中心で(一部自然塗料もあり)クロス、日本間の土壁など既存のまま残し塗装する塗料です。特にシックハウスなどの問題で塗料自体の制約がありホルムアルデヒドを放出しない、ホルムアルデヒドを吸着する、(いつまで吸着するか?塗料は数年、又は汚れが目立ったら塗り替える。を前提にホルムアルデヒドを吸着する期間とする。←メーカーの談)又は吸着分解して半永久的にもつ(どうして吸着、分解するのに半永久なのかというと、既存のクロスなどが永久に持たないからだそうです。←メーカーの談)「調湿機能の有る塗材」この吸放湿機能のある塗材を塗装することにより室内の湿度を一定に保ち、冬場における結露、カビの発生を、防止することができ、ホルムアルデヒドを吸着固定化する機能と防火機能(防火認定材料)も兼ね備えた塗材もあります。
外壁・屋根又は、家内部のクロスや土壁を塗装する場合、溶剤系、水性系、下塗り材、ベース材、上塗り材すべて用途に応じた機能、特性があります。どんなものでも塗ればよいというものではなく、使用条件、周りの環境に応じた塗料、上塗り塗料を決めたのであればその上塗り塗料の特性を損ねない下塗り塗料を使用しなければなりません。安価な塗料も高価な塗料も塗装し終わった時点では、家全体を見た場合違いは、解らないでしょう。1、2年たってから目に見えて違いが出てきます。特にサビ、塗料のハがれなどは、上塗り塗料の安価、高価ではなく、下地処理の作業内容の良し悪しで左右されます。(先日見積もりに伺ったお家のセメント瓦の屋根ですが築35年で塗替えが3回、僕たちで4回目となります。家の場所が良いのか営業が絶えず来る。そのたび一生もつようにする、50年はもつ、と言われて塗装したけれどもたない。営業さんはもうこりごりです。)と私どものチラシで依頼してくださいました。どんな塗料をどんな塗り方をすればこの様になるのか?真剣に悩みました。今いえる事は、一生もつ塗料、50年持つ塗料は、この世の中には、「存在しない」という事です。選んだ塗料の耐久性や耐候性は決まっています。ただ、決まった年数がたった時、家の細部までまだキレイであればメンテナスサイクルが伸びるわけで、その逆ではメンテナスサイクルは短くなるわけです。やはり塗替えをされる時、施主様がある程度塗装、塗料について理解されたうえで塗装業者とお話になり、良い業者選びをされるのがベストだと思います。






